今もっとも勢いのある若手投手といえば、山本由伸さんではないでしょうか。
山本由伸さんの高校時代のトレーニングに強さの原点があるのではないかと思い、調査してみました。
他にも高校時代のエピソードや成績(戦績)もあわせて紹介していきます。
それでは、オリックス優勝への立役者である、山本由伸さんの高校時代のトレーニングなど見ていきましょう。
この記事の内容
- 山本由伸の高校時代のトレーニング方法とは?
- 山本由伸の高校時代までのエピソード
- 山本由伸の高校時代の成績(戦績)が知りたい!
山本由伸の高校時代のトレーニングがスゴイ!
2019年パシフィックリーグ最優秀防御率投手賞
オリックス(@Orix_Buffaloes)・山本投手(@yyyyyamamoto817)#bs2019 #パーソルパ・リーグTV pic.twitter.com/RV9j62CXNU
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) September 29, 2019
力強いストレートの剛速球と切れ味の鋭い変化球が武器ですが、これらはどうやって生み出されたのでしょうか?
山本由伸さんの高校時代のトレーニングに迫ってみました。
身長178cm、体重80kgと野球選手としては、それほど大柄ではない山本由伸さん。
しかし、肩の強さを活かして、その体からは157km/hの剛速球が繰り出されるのです。
高校時代はわけが分からなくなるくらいひたすら走っていた、と山本由伸さんは言います。
走りこみを重点的におこなうことにより、下半身を強化して、球の威力も増しました。
毎朝4時半からランニングやシャドーピッチングの自主練習で汗を流して、朝6時の点呼を迎えるのが日課だったそう。
そして、夏の大会にむけて、冬は意識的に体重を増やす努力もしました。
保存容器に1kgものご飯をつめて練習前に食べるなどして、翌年の夏には体重が7kgも増えたそうです。
その結果、剛速球を投げるだけでなく、カーブやスライダーなどの変化球も使い分ける選手へと成長したのではないでしょうか。
このように山本由伸さんの高校時代のトレーニングもスゴかったですが、プロになってからも基礎トレーニングを怠っていません。
それは基礎を重視し、正しく立つことが基本だとトレーナーの矢田修氏さんが教えてくれたから。
選手個々の体格や素質に依る所も大きいし何より実際に競技に励む選手達の実体験と感覚に勝るものは無いだろうから当人がウエイトトレが必要と思えば取り入れる・不必要だと思えば別のトレーニングで代替するという形に落ち着くのかな。色んな手段・方法の中からどう取捨選択していくかみたいな。 https://t.co/TLbAJEcPq3
— poke_jin (@iron_hands29) November 2, 2021
『力を抜いた中で力を出す』、『力じゃない力を鍛えている』と山本由伸さんはよく言います。
以前インタビューで本人が語っていたと記憶しているけど山本由伸がウェイトトレでは無くBCエクササイズトレに努めるようになったのは自身の高出力の投球に肘が耐えられない、今のままでは肘が壊れるという危機感を覚えてフォーム変更に努めた折に同時に取り組んだ肉体鍛錬の一手段としてだった筈だ。
— poke_jin (@iron_hands29) October 31, 2021
自主トレーニングでも『力を入れずに、すごく速い球を投げられるフォームを探している』とのこと。
山本由伸さんの高校時代のトレーニングが、今の活躍を支える原点となっているような気がします。
山本由伸の高校時代までのエピソードは?
山本由伸さんは岡山県備前市の出身です。
それでは高校時代までのエピソードを少し見てみましょう。
山本由伸の小中学校時代のエピソード
父親の山本忠信さんがコーチをしていた『伊部パワフルズ』で、捕手兼投手として小学校1年生から野球をしていました。
山本由伸さんは小学校6年生の時に、捕手として全国大会に出場しています。
小学生にして全国大会とは、やっぱりこの頃から才能があったんですね!
オリックス捕手の頓宮裕真さんとは、実家が隣同士の幼馴染で、一緒にチームでプレイしていました。
中学生になると『東岡山ボーイズ』に所属し、3年生の時には二塁手兼投手として全国大会に出場。
この頃から、投球時の気づきや体調などをメモする『由伸ノート』なるものを書いていて、今でもずっと続けているそう。
強さの理由は十数年継続するメモ書きにある。オリックス山本は「由伸ノート」を12歳から、こまめに書き続けている。
出典:日刊スポーツ
数十年間こつこつと続けることが、強さの秘訣かもしれないですね。
山本由伸の高校時代のエピソード
『東岡山ボーイズ』の1年先輩である石原与一さんから、野球に集中できる環境があると聞いて、宮崎県の都城高へ進学します。
最初から投手だったわけではなく、1年生の夏の県大会には三塁手として出場。
その頃の投球練習が監督の目にとまったこともあり、1年生の秋から自ら志願して投手に転向しました。
すぐに才能を開花させ、1年生に135km/hだった球速は、2年生の春には147km/hを超えます。
そして、夏の宮崎県新人野球大会では151km/hを記録しました。
高校野球素晴らしく楽しかったな pic.twitter.com/moXi3elzQF
— 山本由伸 (@yyyyyamamoto817) August 2, 2016
3年間甲子園出場しなかったにも関わらず、九州四天王のひとりと言われ、スカウトの注目の的に。
スピードだけでなく、切れ味の鋭い変化球などのコントロール面も含めて、投球の完成度は同世代のなかで誰よりも高かったそうです。
山本由伸さんの高校時代のトレーニングが功を奏したのかもしれませんね。
山本由伸の高校時代の成績(戦績)は?
それでは山本由伸の高校時代の成績(戦績)はどうだったのでしょうか。
山本由伸の高校時代の成績(戦績)は?①高校1年生
1年生の夏大会では三塁手としてスタメン9番でベンチ入り。
投手転向後の秋大会では、背番号1番を背負って出場、チームはベスト4入りしました。
山本由伸の高校時代の成績(戦績)は?②高校2年生
2年生の時はエースとして活躍します。
春の県大会では全5試合に先発出場し、49回投げ9失点で好投し、準優勝に貢献しました。
この時に147km/hを記録しており、投手になってからわずか半年でものすごい成長です!
夏の大会は3試合を投げきり、ベスト8に終わりましたが、151km/hを記録しました。
秋の大会では5回参考ですが完全出場し、ノーヒットノーランを達成。
22回、33奪三振、6失点、防御率2.45という成績を残しました。
山本由伸の高校時代の成績(戦績)は?③高校3年生
その勢いのまま行くかと思いきや、3年生の春大会は右脇腹のケガで欠場。
最後の3年生の夏の大会では3回戦敗退となりましたが、14.2回、21奪三振、3失点、防御率1.84という成績をおさめました。
きっと、山本由伸さんの高校時代のトレーニングの効果が、見事にあらわれたのだと思います。
この時には山本由伸さんを見るために、12球団から20人以上のスカウトが訪れたほど!
そして、高校3年生だった2016年に、オリックスからドラフト4位で指名されます。
10月20日オリックスバファローズ4位指名して頂きました^_^
ここからまたしっかり頑張って行きたいと思います😊
応援よろしくお願いします🙇 pic.twitter.com/rKcUs6UdHo— 山本由伸 (@yyyyyamamoto817) October 22, 2016
甲子園の出場は叶いませんでしたが、地方大会でその実力が評価された結果ではないでしょうか。
山本由伸の高校時代のトレーニングがスゴイ!エピソードも紹介!:まとめ
2021年に令和初の『投手5冠』を達成した強さの秘密は、山本由伸さんの高校時代のトレーニングにあったのだと思います。
高校1年生の秋から投手に転向したにも関わらず、ストイックな自主練習で才能を開花させました。
早朝から激しい走りこみをしたり、大会にむけて体重を増やすなど、日々の努力を怠りませんでした。
甲子園には出場できませんでしたが、その能力はプロのスカウトの目にも留まり、ドラフト4位でオリックスに指名されます。
そして、山本由伸さんはプロデビュー後にその才能を爆発させ、2021年にはオリックスを優勝へと導きました。
いずれはメジャーデビュー?などとウワサされていますが、若手投手の活躍にこれからも期待が高まりますね。