秋といえば、お月見の季節。
お月見といえば、お月見団子が定番ですよね!
そういえば、お月見団子の数って何個なのでしょうか。
この時期にお団子を見ると、そういえばお月見ってなんだろう?
と気になったことはありませんか?
日本では、昔から月を愛でる風習がありますが、お月見についてよく知らない人もいるかと思います。
そこで、今回はお月見団子の数や、積み方、由来や歴史についても調べてまとめてみましたので、どうぞご覧ください。
この記事の内容
- お月見団子の数はいくつ?
- お月見団子の積み方、並べ方は?
- お月見団子の由来や歴史は?
お月見団子の数はいくつ?
中秋は秋の中頃という意味なのですが、秋口といっても、昼間はまだまだ暑い日が続きますよね。
せっかく月が一番きれいにみえる時期ですから、お月見団子について詳しく知っていただき、もっと身近に感じてもらえたらと思います。
最近では女性にも人気があり、「今年はお団子を作ってお供えしてみよう」とチャレンジする人も。
家族でお団子をつくったりして楽しむのもいいですね^^
さて、お月見するときに、お月見団子の数って何個積まれているのか気になりませんか?
お月見には「十五夜」「十三夜」「十日夜」があり、三月見と言われています。
お団子を神様にお供えするのは「十五夜」と「十三夜」です。
お月見の行事を行うのは十五夜だけだと私は思っていたのですが、十三夜も十五夜と同じように行うそうですね。
では、それぞれのお月見で、お月見団子の数に違いがあるのかをまとめてました^^
お月見団子の数①十五夜の場合
十五夜とは、【中秋の名月】のことです。
毎年この時期になるとニュースなどでよく聞きますね。
日本人には馴染みがあるのではないでしょうか。
中秋の名月は、旧暦だと8月15日。
中秋とは秋の中頃を意味しています。
現在は、太陽の動きを基準にしている太陽暦なので、十五夜の日付も毎年変わります。
中秋の名月だから、満月だ!
と思ってしまいがちですが、満月ではないときもあります。
今年の十五夜は2022年9月10日です^^
十五夜にちなんで、お月見団子の数は15個お供えします。
ですが、ほかにも1年の満月の数に合わせ12個(うるう年には13個)、15を簡略化して5個にする場合もあるそうです。
写真などで見る、均等に並べられたお団子って、実は15個もあったんですね!
お月見団子の数②十三夜の場合
続いて、十三夜の場合です。
十三夜は、旧暦でいうと9月13日ごろとされています。
秋が深まったころにまた、収穫を感謝しお供えするいうことですね。
今年の十三夜は2022年10月8日です。
十三夜は日本由来の風習とされていますが、お供えするものは十五夜とほぼ変わりません。
なので、十三夜にちなんでお月見団子の数は13個。
または、簡略化して3個になります。
簡略化したら見た目は寂しそうですが^^;
お月見団子の並べ方や積み方は?
十五夜と十三夜のお月見団子の数、見ていただけましたか?
十五夜は15個、十三夜は13個と数をそのまま表しています。
お団子の数も分かったので、実際にお月見団子の並べ方や積み方についてご紹介しますね。
まず、並べ方ですが、三方に白い紙を敷いて、その上にお団子を並べます。
三方がない場合はお皿やお盆でも代用できます。
白い紙は、半紙やてんぷら色紙を使うといいでしょう。
十五夜のお月見団子の並べ方です。
- 1段目に3×3で9個
- 2段目に2×2で4個
- 3段目に正面からみて2個
十三夜のお月見団子の並べ方です。
- 1段目3×3で9個
- 2段目2×2で4個
となっています。
2段目までは基本的に同じで、3段目があるかないかで違いがあります。
思っていたよりも簡単にできるみたいなので、これなら今からでもチャレンジできそうですね!
並べ方などを理解すると、よりお月見を楽しめますね♪
ちなみに並べ方は文字ではわかりずらいと思いますので、こちらを参考にしてください。
“月見団子の並べ方。【十五夜】の15個積む方法。1段目は3×3で9個、2段目は2×2で4個、3段目は2個並べる。【十三夜】では13個なので、3段目の2個を取り除いた形です…”
お月見団子の由来と意味は?いつ食べるの?数や並べ方は?https://t.co/r5vaKhs7vr pic.twitter.com/2UH5M5C3MB
— ∞音∞ a.k.a. 風*月 (@fuhgetsu) October 13, 2016
こうやってお団子を積むことで、写真のようなお月見団子になるんですね^^
積み方も分かったところで、今年はぜひ作ってみて、お供えしてみてはいかかでしょうか。
お月見団子の由来や歴史は?
十五夜は、秋の定番イベント。
秋といえば、満月とお団子とススキがセットなイメージですよね。
お団子を見ると「月より団子」などと思ったりしちゃいますw
ですが、なぜお月見をするのかを疑問に思いませんか?
そして、なぜお団子をお供えするのでしょうか?
よく考えると、日本の文化でありながら、よく知らないことってありますよね。
というわけで、お月見団子の由来や歴史についてまとめてみました。
お月見団子の由来
十五夜(中秋の名月)の由来ですが、もともとは中国から来た文化です。
毎年旧暦の8月15日に、中国の伝統文化である中秋節から由来しています。
この中秋節は、中国のイベントの中でも、旧正月と(日本でいうと)お盆に並ぶ一大イベント。
また現代の中国では、中秋節は月を愛でるのはもちろんですが、家族団らんの日となっており、家族全員で集まり、月餅を食べ、お月様を眺めます。
中国のお菓子「月餅」は満月をあらわしており、月餅をお供えにして月を祭りました。
【今日の亀戸】東京都心では猛暑日最多記録を更新とのことですが、立秋(8/7)も過ぎ暦の上では秋に突入。心なしか中国物産店にも中秋節(9/10)に向けて、月餅が目につくようになってきたたような。
▼ トータル1万kcal超?マイベスト月餅はこれだ! 中秋節スペシャル企画 https://t.co/ILpZyL7KEp pic.twitter.com/4q2O23B6nM— 80C[ハオチー]中華料理がわかるWEBメディア (@80Cjp) August 9, 2022
一方、十三夜の由来ですが、こちらは日本独自の風習だということです。
十三夜は、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれており、お供えするものとしては栗や枝豆をお供えします。
お月見団子の歴史
お月見団子の歴史は、先ほども触れたように中国から来たことが始まりです。
日本で最初に月を祭る宴が行われたのは、平安時代から。
859年~877年ごろに宮廷や貴族を中心に広まり、宴が開かれました。
貴族たちは空にある月を見上げて眺めるのではなくて、水面に映った月を見て十五夜を楽しんだそうです。
月を眺めながらお酒を飲み交わし、船上で和歌を詠み、菅楽器を演奏して過ごしたようです。
当時の和歌にも「月」は秋の季語として使われていますね。
庶民にお月見が広まったのは、江戸時代からです。
意味合いとしては、平安時代の貴族のように楽しむのではなく、ちょうど農作物の収穫の時期で、秋の収穫に感謝するという意味合いがあります。
農耕の神様と言われる月読命(つくよみのみこと)様にちなんで、秋に収穫したものをお月様にお供えするようになりました。
特に、お米が無事に収穫できたことを感謝し、来年の豊作を祈願するということで、作ったお団子を月に見立てて、お供えするようになったそうです。
お月見の時期には「ススキ」も咲いていて、お団子と一緒に供えられています。
なぜススキが供えられているかというと、ススキが稲穂に似ているので、豊作を願うのと魔よけの意味があるそうですよ。
お月見団子の数や並べ方は?由来や歴史についても!:まとめ
お月見のことを知っていただけましたでしょうか?
お月見団子の数や、積み方、並べ方にも違いがあるのが分かりましたね。
お月見って知ってるようで意外に知らないことも多いですよね。
「お月見にうさぎはなんでお餅をついているのか?」や、「お月見どろぼう」って何?など、詳しく解説しています。
あわせてご覧くださいね。
お月見は中国から来た文化で、日本で広まったのは平安時代の宮廷や貴族が最初です。
庶民の間に広まったのは江戸時代になってから。
それからは、「1年で1番きれいに見える月を鑑賞する」ことと「神様に収穫の感謝と豊作祈願する」という意味があるのだそうです。
お月見のことを理解すると、よりイベントを楽しめますね。
お月見団子は作るのも難しくないようですし、ぜひ作ってみて、この記事に書いているように並べてみてはいかがでしょうか。
秋の風物詩であるお月見を、ご家族や友人と楽しんでください^^