もういくつ寝るとお正月~♪ですね^^
正月には楽しい行事がたくさんありますが、皆さんは小正月の小豆粥の由来ってご存知ですか?
そもそも小正月って何?という方もいると思います。
そこで今回は、小正月に小豆粥の由来は?小正月に小豆粥を食べる意味や理由など、調べてみました。
小豆粥のお手軽簡単レシピも紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
小正月に小豆粥を食べれば、きっと素敵な1年の始まりになりますよ。
この記事でわかること
- 小正月に小豆粥の由来
- 小正月に小豆粥を食べる意味や理由
小正月に小豆粥の由来は?
小正月に小豆粥の由来をお話する前に…
小正月(こしょうがつ)とは、1月15日、または1月14日から1月16日までの期間のこと。
旧暦の正月にあたり、新しい年の豊作を願ったり、家族の無病息災を願うための行事が行なわれます。
ちなみに小正月という名称は、1月1日から1月7日までの大正月(おおしょうがつ)に対して名付けられたと言われています。
小正月は別名『女正月』とも呼ばれており、年末から正月にかけて忙しく働いていた女性が一息つける時期、という意味もあるそう。
【1月15日 小正月】
年末から新年を迎える準備などで慌ただしく働いた女性が一息つける時期として「女正月」とも呼ばれます。小豆のように赤色の食べものには昔から邪気を払う力があると考えられており、小正月には一年の無病息災を願って小豆粥を食べる風習もあります。今日は小豆粥を食べましょう。 pic.twitter.com/4HMkvPf2ao— マノマノ🌾 (@manomano_farm) January 15, 2020
この時期にはいろいろな行事が行なわれますが、今回は小正月の小豆粥の由来について紹介しましょう。
小正月の1月15日に、1年の邪気を払うために、小豆の入ったお粥を食べる風習があります。
1月15日に食べることから十五日粥とも言われており、新年の季語としても使われていますね。
では、なぜ小正月に小豆粥を食べるのでしょうか?
古くから中国では、疫病神を祓う目的で、冬至に小豆粥を食べる習慣がありました。
中国の古書『荊楚歳時記(けいそさいじき)』には、小豆粥に関する記述があります。
『冬至の日、日の影を量り、赤豆粥を作りて以て疫やまいを禳はらう』
『正月十五日、豆糜とうびを作り、油膏ゆこうを其の上に加え、以て門戸を祀る』
すごく古くからある伝統的な慣習なんですね。
この風習が日本に伝わり、1年の邪気を祓い万病を除くという意味をもち、平安時代に宮中行事となりました。
清少納言の『枕草子』など古典書にも記述があることからも分かるように、昔からある伝統的な食べ物なんですね。
小豆粥が庶民の間にも広まったのは、五節句が定められた江戸時代と言われています。
ということで、小正月の小豆粥の由来は、中国から伝来したものであり、無病息災を願うところから始まったようです。
もう一度まとめますと、
- 中国から伝わった風習により小正月の1月15日に小豆粥を食べるようになった
- 冬至に小豆粥を食べることで疫病神を払うことができると言い伝えられている
- 日本で小豆粥が広まったのは、江戸時代と言われている
韓国でも小豆粥を食べる習慣があるみたいですね。
韓国で冬至に食べる小豆粥は、小豆をやわらかく煮て裏漉しし、お米を加えて柔らかくなるまで煮て、さらに白玉を加えたもの。お汁粉のように甘くなく、塩を少し入れることもあります。
韓国の小豆粥のかわりにお汁粉を食べるのもいいですね。 pic.twitter.com/JZj4V6NHCQ
— CAKE (@birth_day_cake) December 21, 2021
ぜんざいみたいでとっても美味しそう。
小正月に小豆粥を食べる意味や理由
小正月の小豆粥の由来は先程お伝えしましたが、小豆粥を食べる意味や理由も知りたいところ。
なぜお粥に小豆を入れようと思ったのでしょうか?
古来から中国や日本では、赤は命や炎を象徴する色で、悪霊などを浄化する色であると考えられてきました。
それを体内に取り込むことによって、パワーを発揮すると信じられており、赤色の小豆がうってつけだったのではないでしょうか。
つまり、小豆のように赤い色の食べ物は邪気を祓うという言い伝えが、今も慣習として残ってるからだと思われます。
この小豆粥を使って行なう占いも存在するらしく、粥占(かゆうら)と言います。
煮えたお粥の中に棒を入れてかき回し、棒についた米粒や小豆の数で占うとのこと。
現在でも、神社などで祭礼として行なわれています。
- 赤色は命や炎をを象徴する色、また、悪霊を浄化する色と言い伝えられていることから粥に小豆を入れるようになった
小豆粥は1月15日の朝に食べるのがいいと言われているので、ぜひ皆さんもお試しください♪
地域によっては小豆粥の代わりにぜんざいや小豆餅を食べるようなので、甘味が好きな方にはこちらがオススメ!
小正月に小豆粥の由来を紐解きながら皆で食べれば、きっと盛り上がりますよ。
小豆粥のお手軽簡単レシピ
では、小豆粥のお手軽簡単レシピを紹介したいと思います。
材料(2~3人分)
- 小豆 1/4カップ(45cc)
- 米 1/2カップ(90cc)
- 小豆の煮汁+水(お粥を炊く分) 約3カップ
- 塩 ひつまみ
作り方の手順
手順1
大きめの鍋に小豆を入れて、水をなみなみと入れる
手順2
1~2分沸騰させたら、小豆をザルにあけて、煮汁はとっておく
手順3
炊飯器に研いだ米を入れ、煮汁をお粥の分量線まで注ぐ
手順4
塩をふりかけて、炊飯器のスイッチON
手順5
炊き上がったら、すぐに茹で小豆を入れる
手順6
5分から10分ほど蒸らした後、かき混ぜて完成
市販のゆで小豆を使う場合は、③からスタートするので、もっと簡単にできますよ。
本格的なレシピで作る人もいるみたい!
【小豆粥】小豆はいちど茹でこぼしてから洗い、五倍の水で炊いてから、豆と煮汁に分けておいた。味つけは塩ほんの少し。米を洗い、煮汁と水とを合わせて米の8倍になるようにして、土鍋で炊く。沸いたら小豆を加え、中火で20分炊く。焼き餅を添えて、塩や砂糖を加えつつ食べる。 pic.twitter.com/34pclVQmd2
— 寿木けい (@140words_recipe) January 14, 2019
土鍋で作ったら絶対おいしいやつー
ちょっと手間暇かけて、家族のために体に優しい小豆粥を作るのもありですね。
正月でごちそう三昧だった胃を休めるためにも、来年の1月15日に小豆粥をぜひ作ってみてください。
小正月に小豆粥の由来は?意味や食べる理由も徹底解説!:まとめ
小正月に小豆粥の由来は、かつて中国から伝わってきた、無病息災を願って赤い食べ物を体内に取り込む慣習からです。
1月15日に小豆粥を食べることによって、邪気を払って、1年の健康を祈願する意味があるとされています。
市販のゆで小豆と炊飯器を使えば、パパっと手軽に作れるので、来年の小正月はぜひ小豆粥にチャレンジしてみてください。
1月15日に小豆粥を食べて、家族の1年の無事と健康を願いましょう!