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大学が祝日に授業があるのはなぜ?国立や私立で違うの?

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大学が祝日に授業があるのはなぜ!?

念願の大学生活を満喫できる!と思ったのに、祝日にも授業があると知ってビックリした方いませんか?

これには大学側のやむ得ない事情があるようですが、せっかくの連休が授業でつぶれると残念な気持ちでいっぱいになりますね。

 

そこで今回は大学が祝日に授業がある理由や、メリットとデメリットなどを調査しました!

また、国立大学と私立大学では状況が違うみたいですよ。

最後までご覧ください!

この記事で分かること

  • 大学が祝日に授業がある理由
  • 大学の祝日について国立と私立の違い
  • GWや年末年始の大型連休の授業について
  • 祝日に授業があることのメリットとデメリット

大学が祝日に授業があるのはなぜ?

誰もいない大学の教室

みなさんの通っている大学は祝日に授業があるのでしょうか?

調べてみると、祝日に授業を実施するケースは結構多いようですね。

なぜ国民の休暇のはずの祝日に授業をするのでしょうか?

2つの理由が考えられます。

大学が祝日に授業があるのはなぜ?①授業回数が定められているから

大学が祝日に授業がある理由1つ目は大学の授業回数が定められているからです。

文部科学省が「大学の講義は15回行う」ことを定めています。

どうしても15回未満になるときは、実習やレポートの提出が必要になります。

 

週1回の授業が15回完了するのは約4ヶ月。

多くの大学は2期制を導入していますよね。

つまり、8月から夏期休暇に入るには、

4月から7月に、15回の授業と試験を終わらせて単位認定を行う必要がある

ということです。

 

祝日を休みにしていると、15回の授業ができないケースがあります。

このあたりの事情は次の項目で詳しく説明しますが、授業回数が定められているので祝日も授業を行う大学があるのですね。

大学が祝日に授業があるのはなぜ?②ハッピーマンデー制度があるから

大学が祝日に授業がある理由の2つ目はハッピーマンデー制度があるからです。

ハッピーマンデー制度とは?

国民の祝日の一部を月曜日に移動した法改正のこと

月曜日を祝日にすることで3連休を増やし、国民にもっと余暇をすごしてもらおうと制定されたものです。

この法改正のおかげで、成人の日、海の日、敬老の日が月曜日に移されて連休が増えました。

 

連休が増えてうれしいけれど・・・

月曜ばかりが休みになって、大学の授業に影響が出てしまった!

なんてことも。

 

「大学が祝日に授業があるのはなぜ?理由①」で述べたように、授業回数が定められています。

通常、曜日ごとに授業が設定されているので、月曜日の授業が規定通りの回数が実施できません。

そこで祝日に授業を行って15回の授業をキープしているわけです。

大学の祝日は国立と私立では違うの?

UNIVERSITYのスタンプ

大学が祝日に授業がある理由は確認できましたね。

それでは国立大学と私立大学とで違いはあるのでしょうか?

国立大学は祝日に授業があることが少ない傾向です。

でも祝日に授業が必ずないとも言い切れず、大学によって違うみたいです。

国立大学が祝日に授業を行わないのは、

教員が週休2日制だから

といわれています。

国立大学は自校に所属する常勤の教員が多いらしいです。

週休2日制を守るには、カレンダー通りに祝日は休みにする必要があるのですね。

その分、別の曜日に補講が実施されることも。

 

一方、私立大学は非常勤講師が多く、他の曜日に振り替えしづらいという事情があります。

複数の学校などで授業を担当しがちな非常勤講師。

スケジュール調整が大変なので、祝日でも授業を行う傾向にあります。

大学ではGWや年末年始の大型連休はどうなる?

4月と5月のカレンダー

大学が祝日に授業がある場合、GWや年末年始の大型連休も授業を実施するのでしょうか?

私立大学だからといって一律、大型連休に授業があるわけではないようです。

例えば

慶應義塾大学

  • 5月3日、4日授業あり
  • 12月28日から1月5日まで休み

早稲田大学

  • GW授業なし
  • 12月27日から1月5日まで休み

同じ私立大学でもGWに授業があったりなかったりで、事情が違うみたいですね。

大学のホームページや、4月にもらう資料に授業のある祝日が掲載されているので、よく確認しておきましょう。

大学が祝日に授業があることのメリットとデメリットは?

黒板にメリットとデメリット

大学が祝日に授業があることのメリットとデメリットって、何があるのでしょうか?

大学が祝日に授業があることのメリット

まず大学が祝日に授業があるメリットについて考えてみましょう。

メリット

  • 夏期休暇や冬期休暇が長く取れる
  • 補講が少ない

大学が祝日に授業があることで、夏期休暇や冬期休暇が長く取れて良い、という声が多かったです。

たしかに休暇までは祝日も大学に行ったりして忙しい。

でも他大学より長めの休暇があるのは嬉しいと思う人もいるでしょう。

 

また、祝日で潰れた月曜日の授業の代わりに、まとめて補講を実施することが少ないのもメリットです。

大学が祝日に授業があることのデメリット

次に大学が祝日に授業があるデメリットを考えてみましょう。

デメリット

  • バイトの予定が入れづらい
  • 授業予定を確認しておかないと授業を欠席してしまう

週末の土曜日、日曜日はバイトに励む大学生はたくさんいますよね。

連休の間にしっかり働いて稼ぎたい!と願う大学生にとっては、祝日が授業になるとガッカリしてしまうことも。

私自身が大学生だったときは、祝日に授業はなかったので連休中はバイト三昧でした。

時給の高い祝日にバイトができないのは困りますね。

 

また、祝日だから授業はないと思い込んでいた!という大学生も。

友人から授業があることを教えてもらった経験がある人も少なからずいるみたいです。

授業予定をきちんと確認しておかないと、欠席になるので注意が必要ですね。

大学が祝日に授業あるのはなぜ?国公立や私立で違うの?:まとめ

大学が祝日に授業があるのはなぜなのか、お伝えしてきましたがいかがでしたか?

大学が祝日に授業がある理由は、

  1. 授業回数が定められている
  2. ハッピーマンデー制度がある

からでした。

月曜日ばかりが祝日になったことで、決定められた授業回数をこなすことができなくなりました。

その対処法として祝日も授業を行うことになったのですね。

祝日に授業を行うのは私立大学の方が多いようです。

その背景には、非常勤講師が多いという私立特有の事情があるみたいですね。

一方、祝日に授業があることのメリットとして長期休暇を長く取れることがあります。

ただ、バイトの予定が入れなかったり、祝日だからと授業があることを知らずに欠席してしまう大学生も。

賛否両論ありますが、大学が祝日に授業があるのも悪いことばかりではありません。

早めに長期休暇に入れるから他大学の学生に優越感を感じられる!と思えば祝日の授業もなんだか頑張れそうですね!

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